箭内宏紀とは?

セラピーの修行に燃えた時代

31〜33歳は心理療法の探究

・2020年「日本で学べる中で最高の心理学は何か」を追求したところ「北岡泰典さん」の情報に辿り着いた(北岡さんは、ジョン・グリンダー、リチャード・バンドラー、ロバート・ディルツ、ジュディス・ディロージャの「NLP四天王」から直接指導を受けた日本のNLPの第一人者。20年に及ぶ海外生活で培った国際感覚と、世界最高水準のご見識をお持ちの大先生)。

・2021年に箭内は北岡さんから日本で唯一の「イニシエーション・トレーナー」の資格を認定された。2000名以上いる受講生の中で、唯一である。※イニシエーション・トレーナーとは、一般的なトレーナーのさらに上級の資格。プラク、マスタープラク、トレーナーの「上位」に当たる。

・2022年12月12日に「HSP」向けの能力開発の専門書として『繊細なあなたの「隠れた才能」が目覚める本 (7日間で人生がよくなる魔法のワーク)』を出版(青春出版)し、経営者や個人事業主、会社員のメンタルやマインドの改善に貢献した。

・社会的に「HSP(繊細さん)ブーム」が巻き起こったり、ある大学教授による「無資格の野良カウンセラーの功罪」に関する主張に感銘を受けて「HSPが発達障害などのような負のマーケティングとならぬようにしたいと社内で協議した。

・その結果、「HSPC(HSPカウンセラー養成講座)」が生まれて、全2期を運営した(カウンセラーとしての心理学の指導を担当)

恩師である北岡泰典さんとの一枚(2023年2月17日)
イニシエーション・トレーナーの認定証

「ダイヤモンドオンライン」にて、自著と特集記事が紹介された。
引用:https://diamond.jp/articles/-/314439

「ストレス・心の病気」の売れ筋ランキングにてアマゾン1位となる。

2022年9月3日自社のフェス(8周年記念)にて

自身の「シャドー」の根深さに苦悩

・思い描いたキャリアを実現して「経済的な成功」を果たす一方で「両親との絶縁(後に和解」)や「2度の離婚」を経験した。

・「大切な人を大切にできない(家族を大事にできない)」という経験する中で「人と場所を変えて同じ失敗を繰り返しているだけだ」と悟る。

「仕事と家庭の両方で成功すること」の難しさを痛感し「ミッドライフクライシス(中年の心理危機)」に陥った。

・自分は心理学の指導者として、カウンセリングやスーパーバイズを受けるなど、自分の心の闇と徹底的に向き合ってきたはずだった。にもかかわらず「家族問題(親子関係/女性トラブル)」は根強く、簡単には手放せなかった。

・この時に「自分が幼少期に受けた影響」に対して「正しいプロセス」で「シャドー(未完了の感情)」と向き合う困難さを知った。

・しかし、その困難を乗り越えない限り、人生は「人と場所を変えて同じことを繰り返すもの」となると確信。

「過去」と向き合わなければ(仮に経済的な成功は得られても)、家族とのあたたかな絆を作ることはできないと悟った。

悦楽と苦悩

私の人生で最高の思い出の一つは、青春時代の苦楽を共にした親友の結婚式

この日は、感動と祝福の気持ちで涙が止まらなかった(スピーチをさせていただいた)。

しかし、その日の晩、私は「自分には最高の親友がいて、彼の結婚を心から祝福し、喜べる。しかし、自分は家庭で失敗し続けている」という心境が葛藤を起こし、気が狂いそうだった。

親友の結婚式でスピーチをさせていただいた際の一枚。
「敗北者の家」と名付けてインスタに投稿した作品。
「タワマンの夜景と知識は孤独を癒すほどのものではない」という意味合い。
しかし不快に思えてすぐに消した。
この日は、自分が人生で何を間違えたのか分からず、気が狂っていた。

次のページでは「神になるためスピに燃えた時代」についてご紹介いたします。

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